薬剤師にとって働き方は様々ですが、誰しもが正社員と言った働き方を目指しているわけではありません。近年では派遣などの残業が無く自分の働きたい時間だけなど要望が叶う働き方なども人気がありますが、そのほかにも必要なときだけ働ける方法があります。
その方法は「スポット派遣」と呼ばれる働き方です。スマホや携帯電話などで事前に単発の仕事予約をしておいて希望に日にちのみ働くという方法です。常勤の薬剤師が休んでしまって困っているドラッグストアや調剤薬局などが主な就業場所となります。
スポット派遣は子育て中でまとまった働き方が出来ない方やお小遣い稼ぎに働きたいという方がほとんどです。ただし法規制があり、だれでも可能というわけではありません。例えば60歳以上の人や雇用保険適用外の学生など、さらに年間収入額500万円以上の仕事を持っていて副業の方などの対象者であれば働くことが出来ます。
一つの働き方にこだわらずいろんな働き方をうまく活用して、自分らしいライフスタイルを完成させましょう。
薬局には様々な雇用形態のスタッフ、薬剤師が混在しています。あくまで派遣は正社員では補えない部分を補うために派遣されるという立ち位置ですが、行う業務としては正社員と然程変わりません。主に調剤薬局に正社員以外の雇用は多く、なぜならば一番多忙な場所となるからです。
以前は診断を受けた病院で直接、患者に合った薬を渡していましたが、今は病院で最終的に渡されるのは処方箋で、近隣の薬局で処方箋の通りに薬を患者に渡すというように分業されています。処方箋の受け皿となる調剤薬局は非常に忙しく、アルバイト、パート、派遣で補っているところが多いです。
行うことは同じですが、やはりボーナスなどがありませんので正社員に比べると給与は低いです。その半面直社員ではないため、何かトラブルがあっても出向元の会社のフォローがあるというメリットはあります。